- 概要
- 主催:岡垣国際交流協会
- 日時:2014年(平成26)8月19日(火)
- 場所:中国雲南省
- 協力:雲南大学(張麗花、于依)、姚安県民政局(劉局長)、麗江市人民政府外事局(吴能菊、鄢婧云)
- 主旨:『茶馬古道』を通した日中文化交流。異文化を肌で感じ共生を模索する
※この訪問に要した費用は地域国際化推進助成事業助成金ではなく、全て参加者の負担です。
近年地域に訪れる外国人が増加しており、互いを理解し協力し合いながら共生していく必要性が高まっている中、岡垣国際交流協会会員8名は中国雲南省を訪問し『茶馬古道』を通した日中文化交流を行いました。
姚安県ではイ族の村や龍華寺を訪れ、茶の文化を通じた人的交流を行いました。少数民族の人口が多い麗江市では博物館でトンパ文字に触れ、かつてのナシ族王都だった古城を見学しました。
姚安県 龍華寺前にて住職・雲南民族大学・華北科技大学の生徒たちと雲南省を訪問した参加者8名
古の国際交流の道『茶馬古道』
中華人民共和国西南部に位置し省都は昆明市。略称は.(てん)面積は39.4万k㎡と日本より大きい、人口は4,483万人。南部でベトナム、ラオスと国境を接し、西部にかけてミャンマーと接する。北部は四川省、東部は広西チワン族自治区と接する。
茶馬古道(ちゃばこどう)とは
チベットと中国をむすぶ交易路。
中国の南西部からチベットにかけて、3,000km以上に渡ってつづく古道がある『茶馬古道』またの名をティーロードという。チベットと中国が茶の交易を行ってきた道。少数民族たちの歴史が刻まれた道であり、茶の原産地とされる雲南南部の亜熱帯の森や、四川の茶山から始まり、少数民族が暮らす地位s気を通して、横断山脈の深い谷と雪山に分け入っていく。そして、平均高度4,000mのチベット高原をこえて、チベット仏教の聖地ラサへといたる。広域には、北京や東南アジアへ茶を運んだ道を含め、チベットから先はインドそして西アジアやヨーロッパへと続くことからシルクロードに匹敵する古の国際交流の道といえる。
日本の「花いちもんめ」起源?
「左足舞」は横一列になり手を組んでの集団舞踊。左足を跳ね上げる動作から名がついた。各地のイ族に伝わっており、1,000年以上の歴史をさかのぼる。「あの子がほしい」など歌詞がある日本の「花いちもんめ」の起源と関連があると指摘する研究者もいるそうだ。
今回の事業は昆明市⇔麗江市と約2,000kmの交流の旅となりました。参加者もかつての教師、会社社長、建設業者、設計士、主婦など多様な経験を持つメンバーがそれぞれの視点で雲南省を視察しました。茶馬古道(ティーロード)のルートを旅し古の国際交流の道を肌で感じ、異なる民族の歴史、文化、言語、習慣に直接触れ国際的な相互理解や交流の一端を担い、国境を超えた人々の絆の構築に努め、11月の茶馬古道茶会へとつなぎました。